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こんにちは、シェアオフィス6F編集部です。
さいたま市では起業家やベンチャー企業の方にご参加いただきたいイベントやビジネスコンテストが多く開催されていますので、ご紹介していきたいと思います。

 

JR EAST STARTUP PROGRAM2019が今年も開催

「JR EAST STARTUP PROGRAM」は、ベンチャー企業を対象にJR東日本の駅・鉄道に関する情報や経営資源などを活用したビジネスを募り、採用案は実用化に向けた実証実験などの取り組みを行うという内容で、JR東日本スタートアップ株式会社が2017年から開催しているビジネスコンテストです。

昨年度は国内外から182件の応募があり、23件を採用。うち6件が大宮駅西口のイベントスペースで公開実証実験として公開されました。専用タブレット端末とSuicaで買い物ができる無人オーダーカフェや、駅や新幹線の流動予測、スマートミラーを活用し遠隔のスタイリストに服のコーディネートをしてもらえるサービスなど、内容はさまざま。「公開実証実験」という名前の通り駅利用者も体験できるので、多くの人が足を止めて興味深そうにしている姿が印象的でした。
私も実際に「無人オーダーカフェ」を体験!駅内のコンビニでも「セルフレジ」の導入が増えましたが、駅弁やカフェメニューなども無人レジで買い物ができるのは新しいですね!

 

実用化が進む例

このプログラムの特徴は、採択案はサービスやビジネスの展開にJR東日本の有するデータや資源を活用できることはもちろん、実証実験を行い実際のニーズなどを検証できるということ。実験後にわかった実用化に向けての障壁や課題の解決に向け、継続的な支援やサポートを受けることができます。

東京駅や新宿駅などでの「オンラインクローク予約サービス」や、ネット注文した鮮魚や海鮮丼などを駅内で受け取れるサービス「sakana bacca(サカナバッカ)」が商業施設「エキュート品川」でオープンするなど、既に実用化されている例もあります。主要駅での展開も多いので、目にしたことがある方もいるのではないでしょうか?

 

テーマと今年度の特徴

JR東日本グループが掲げる「TICKET TO TOMORROW~未来のキップを、すべての人に。~」のもと、今年度は以下の6つのテーマでプランを募集しています。

  • 快適な移動の創造
  • 利便性の向上
  • 地域活性化
  • 駅づくり
  • 技術革新
  • 社会的課題の解決
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    今年度からは新たな実証実験のフィールドとして、JR新潟駅や2020年に開業予定で国際交流拠点を目指す新駅、「高輪ゲートウェイ駅」も追加され、地域活性化の推進やグローバルな視点でのアイディアも広く募集するそうです。
    JR東日本スタートアップの佐々木純さんは「地域連携やグローバルの視点を拡大することで、よりオープンイノベーションの推進やベンチャー協業の加速を目指しています。ベンチャー企業の独創的なアイディアや技術と、JR東日本のアセットを結びつけることで社会課題の解決に役立つサービスを生み出していければ」と意気込みます。

    駅や新幹線の流動予測を示すモニター

    駅や新幹線の流動予測を示すモニター(左)。
    人の目線が行きやすい場所を示し、駅内広告の認知度を測定する技術も(右)。

     

    募集対象は、年度内にテストマーケティング実施が可能な起業概ね10年以内の企業や、JR東日本グループの支援のもと今後事業内容を具体化することを希望する起業前・起業後間もない人など。書類審査の後、面接やプレゼンテーションを行い採用案を決定します。選考の過程でも、常にアイディアをブラッシュアップしながら進めていくと良いですね!

     

    まとめ

    2017年から開始したこのビジネスコンテストは、初年度が11案、2018年には18案の実証実験が行われました。優れた提案を決定するだけでなく、アイディアがアイディアのまま終わることのないようにスピード感をもった実用化への取り組みが行われることが特徴です。
    募集期間は2019年5月31日までなので、ご興味のある方はチェックしてみてくださいね!

    JR EAST STARTUP PROGRAM


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